空中の余白による環境配慮型住居「上飯田の家」

上飯田の家

KA-G-01
心地よい中間期のある仙台の気候に適応したパッシブ住宅です。1階、2階からも光が差し込み、1階のカーテンを閉め切っても明るい状態が保たれます。風は東西南北かつ立体的に抜け、建築形態が自然換気を促します。共用部とプライベート個室にメリハリをつけ、こじんまりした個室は建築のペリメータに配置し、屋根の断熱を強化しています。

KA-G-03
敷地は第一種低層住居専用地域の旗竿形であり、四方に住宅が隣接しています。それらの住宅から適度な離隔をとるために、積層毎にボリュームをセットバックさせ、住宅密集地域に豊かな外部環境を創り出しています。低層住居地域の建築の一つの在り方として提案しています。

KA-G-02
KA-N-02
施主が料理上手であることから、この家はダイニングコアを持っており、食を中心とした団らんが大きな木の下で行われます。また様々な屋上は広さも高さも異なり、日光浴やBBQ等に使われます。

■建築概要
敷  地:宮城県仙台市若林区
設計期間:2013年1月~2014年2月
工  期:2014年3月~2014年9月
構造規模:木造 地上2階
敷地面積:206.81㎡
建築面積:100.61㎡
延床面積:149.88㎡
構造設計:金田泰裕
施  工:株式会社丹秀工務店